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市川市の狭小住宅「市川の小さな家」Micro house in Ichikawa, Chiba

所在地
千葉県市川市
竣工年
2020年7月
敷地面積
48.9 ㎡
延床面積
71.3 ㎡
構造階数
木造3階
施工
(株)中野工務店
写真
中村 絵
小さな家が建ち並ぶ住宅地で、14坪という非常に小さい敷地は地盤もあまり良くなく、3方を道路に囲まれ厳しい斜線制限があるという条件。

若いご夫婦はあまり広い居住スペースは必要としないが、周囲の視線を気にしないで窓が開放できるリビングとオープンなキッチンを持つ自分たちの生活スタイルにフィットする家を望まれた。設備機器なども含め、こだわりのある素材や場所ごとの雰囲気など各種の要望もあった。
1階は土間のような大きめの玄関と寝室+コンパクトな水回り、2階は一室空間のリビングダイニング、吹き抜けを介してつながる3階部分は天井の低い屋根裏部屋のようなスペースという構成だ。

外観は敷地形状をそのまま表した多角形の平面に、2階テラスへの採光を確保する部分が切り取られたシンプルな形状で、南側1階車庫の上部が張り出している。

広くはないが、楽しく暮らせる家になりそうだ。

構造設計:深澤 大樹