会津美里町の家Renovation of old houses in Aizu/ Fukushima

猪苗代湖に近い会津美里町の古民家の母屋と車庫を建て替えし、古い蔵を改修する計画。
敷地は山に囲まれ蔵を持つ民家の残る集落の一角。広い土地の西奥に位置するに古い蔵は残して外壁や屋根を補修し内部を大人の秘密基地として大きく改修、母屋は劣化が進み建物の歪みも出ていたことから解体し、新しくバリアフリーな住まいに建て直すこととなった。

平屋の母屋は雪深い地にての隣地への落雪を考慮したスペースを確保しつつ敷地の北側に、車庫は道路に面す東側に寄せることで母屋と車庫、既存の蔵にて庭をコの字に取り囲むような配置とした。
母屋は広い玄関、古材をふんだんに用い囲炉裏のある座敷と高い天井を持つ明るいリビングダイニング、90歳を超える高齢のお婆さんの生活に配慮した寝室や庭に満した水回りなど、様々な要望を実現しつつ快適な住空間となることを目指している。

建築設計ユニットKtM、Miu建築工房との共同
構造設計：（株）山脇克彦建築構造設計