- 所在地
- 千葉県木更津市
- 竣工年
- 2025年(予定)
- 敷地面積
- 200㎡
- 延床面積
- 74㎡
- 構造階数
- 木造2階
木更津駅の海側、かつて栄えていた雰囲気が残るが現在は空き家が目立ち東口に比べ寂れた雰囲気が漂う。駅から数分のところにある計画地は角地で、学校の校庭と広いお寺に面す開放的な場所である。
クライアントの若いご主人は木更津育ち。わたしの設計した家(木更津の家)で暮され、その空間がお気に入りということで新居の設計を依頼された。
60坪と比較的余裕のある敷地はカーラリーが趣味のクライアントの要望である3台分の駐車スペースを確保しても十分平屋での計画が可能。とはいえそのまま開口部を外部に設けたのでは防犯性やプライバシーの確保には好ましくない。そこで、建物外周にはほとんど開口部を設けず大小2つの中庭から採光を得るコートハウス形式のプランとした。
外観のポイントともなるロフトはダイニングに吹き抜けを介して南からの採光を導き入れるハイサイドライトの役割ももっている。床面積74㎡と面積的には小さいが内外の空間が視覚的に連続し広がりのある家である。